【ページ階層】
HOME > 歩危ページ > このページ

エディー・キャッチ

 
小歩危で沈脱!

[歩危ページ]

 小歩危にもだいぶ慣れてきたのか、前夜から興奮して寝つきが悪いようなことはなくなった。しかし当日、いざ現地に近づくと乾燥肌の私の手が何となく汗ばんできて無口になってしまう。
 スタート地点に立つと、晴天の日がさすポカポカ陽気の気持ちよさに、いつしか緊張が薄れた。水量は前回と同様少ない。

 ホール遊びの「鉄橋の瀬」。
 みんなが楽しそうにロデオプレーに興じているなか、私は「洗濯機の刑」に処せられた。でも、3回転くらいグルングルンさせられたら、ホールから出られた。
 天然洗濯機は性能がよく、回転させながら、たまに私の頭を岩にぶつけさせてシャキンとさせてくれる。

 続く因縁の「森囲いの瀬」はほぼ問題なし。やっと私に心を開いてくれたようだ。

 プレースポットの「吊橋の瀬」。
 流れのきついウェーブにバウをくわれてエンダーで出されること何度か繰り返したのち、2回転連続スピンが決まった。それもバウが立った縦回転気味のスピンだ。「俺ってイカしてる!」と思った。
 しかしウェーブから出た後、流れにくわれて沈しかけたときのリカバリーに、思いっきりブレイスをかましてしまい、右肩の筋を痛めた。大事をとってそれ以降遊ぶのを控えて、なんとか無事にダウンリバーできるように守りの態勢に入った。

 痛みが走るなか、「二段の瀬」、「大滝」を無事クリア。

 そして遂にきた「曲がり戸の瀬」。
 前回の失敗は繰り返さないぞ!と意気込み、最初の大きな落ち込みに突っ込んだ。しかし着地箇所の岩にバランスを崩され、沈してしまった。沈に耐えようとブレイスするパドル先に岩がガリガリと当たりながら沈していったので、生きた心地がしなかった。幸い頭に岩がぶつかることはなかった。
 続く大きな落ち込みにすぐにロールアップしなければと思いつつ、ロールしようと出したパドルに岩がぶつからないかと躊躇してしまった。そうしているうちに、タイミングが遅れて、自分がどの地点にいるのか予測が付かなくなった。

 無理にロールするのはやめて落ち込みに備えて防護態勢に入った方がいいのではないかと思ったり、もしかしたらもう落ち込んでいるのかもしれないと思ったりした。
 そこでエイッと起きてみると、なんと落ち込む直前であった。それも後ろ向きだ!
 しかし不思議と後ろ向きに落ち込んでも落ち着いて対処でき、沈もしなかった。普段からバックストロークで漕いでみたり、ちょっとした瀬ならわざと後ろ向きに突入したりしていたので、それがよかったのかもしれない。
 水量が少ない落ち込みに沈のまま落ち込まずに済んで本当に良かった。

 最後の難関「鮎戸の瀬」。
 といっても、迫力はすごいが危険性はないと思っているので、何とか沈しないでクリアしたいなという気持ちで突入!
 大きな波のうねりが斜めから入ってきて、「沈するな」というのが到底無理だと思いつつ沈していき波に飲まれた。揉みくちゃの状態からエイッとロールしてみると何か状況がおかしい。
 何と強烈マイクロエディーにはまっているではないか!!強力エディーラインにくわれて再び即沈させられ、艇がその場回転している。何度かロールアップを試みるも、強力エディーラインに引っかかって起きあがることができない。

 もうダメだと思って艇から脱出した。沈脱して流されている間、大きなうねりにアップアップ状態で、顔が水面から出ない。こりゃ沈脱しても怖い!
 超久しぶりの沈脱は新鮮でちょっと恥ずかしかった。

 結果的に何とか無事にゴールできたが、「曲がり戸の瀬」ではまたしても一歩間違うとやばかった。
 上級者から「運も実力のうち」と言われたが、何となく素直に喜べない言葉に感じた。
歩危ページ

page_ top↑