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旅の裏話

[北海道・川下り旅2004top]

【旅の裏話】

初めのうちは一人旅がとても寂しかったけれど、いざキャンプ生活に入ると結構忙しい。
こんな人生でいいのだろうか、これからの人生どうしようかなど、車を運転しながらいろいろ考えていたのが、嘘のようだ。

17時くらいに暗くなってくるので、その頃までに川下りを終えて温泉に入って食料の買い出しを済ませて夕食の準備に取りかかりたいと考えたら、朝早く起きて行動を開始しないといけない。

ソロだと川下り準備にも時間がかかる。
まずは車でカヤック一式をスタート地点に運び、いったんゴール地点に戻る。そして、自転車で再びスタート地点に上がる。 川下り後は、スタート地点に置いた自転車をまた車で取りに行かなければならない。

今回の旅は、いろんなトラブルに見舞われた。
「親子の坂」事件
ニセコ辺りをうろうろ車で走っていると、「親子の坂」という看板が目に入った。
何だろう?と、ちょっと立ち寄ろうかなと思ったら、野良犬が吠えてうるさい。噛みつかれてもいけないと、止めにした。

そのまま通りすぎて、丘の上に上がると、また「親子の坂」の看板があった。おそらく、「親子の坂」の上側なのだろう。
一度気にしたら、やっぱり気になる。 車で入って、そのまま坂を下ってみようと思った。


舗装が切れて、田んぼ道になった。でも、そのまま坂を下れば大丈夫だと思った。
そう思って、坂に来てみると、車で下りることなんかできない!

しかも、Uターンして戻ろうとしたところ、道のぬかるみで車がスタックしてしまった。結局、JAFを呼ぶことにした。

幸いにも30分くらいで来てくれたし、JAF会員だったので費用負担なしで済んだ。

えーっ、こんな所なのか!

洞爺湖畔シートベルト着用違反事件
洞爺湖畔を湖を眺めながらゆっくり走っていたら、突然警官が目に入った。スピードは出していなかったので問題なしと思ったら、シートベルトをしていないことに気がついた。

神様、スピード違反の取り締まりでありますように!

シートベルト着用違反の取り締まりだった。
本当にそれまできちんとシートベルトを着用していたのに、少し前にコンビニに寄ったあと、うっかりとシートベルトをするのを忘れていた。

チェッ、ついてない!

腰曲がり事件
尻別川は、北海道の最終日に、別の用事が終わった午後、短時間ちょっとでもと無理に下った。
何せそれまで、歴舟川の2日間しか下っていなかったから…

それが大きな事件を引き起こした。
ゴール地点に車を置いて、スタート地点に自転車で上がったところ、どうも背筋の調子がおかしい。
まともに漕げそうにもない。
でも、激しい川ではないので、まともに漕げなくても、流れに任せてゴールまで行けばいいのだから、行ってしまえ!

と、ゴールに着いたら、背筋が機能しなくなっており、上半身を起こして立ち上がることができなくなっていた。川にあるカヤックを土手の上まであげることもできない。
ついには、近くの農家に助けを求めて、カヤックを車に積み込んでもらった。

その後も早く港に向かわないとフェリーに間に合わなくなるので、機能しなくなった背筋をさらに酷使して帰り支度をした。スタート地点にある自転車を折り畳んで車に積むこともできない。

何度も自転車をそのままにして帰ろうかとは思ってみたものの、遙か北海道の地に私の自転車はどうなっただろうかと、心残りを作ってしまうことに抵抗があった。休み休みで何とか自転車を片づけた。車に積み込むまでに1時間もかかった。
身体が普通ではない。でも救急車を呼べば、もう帰りのフェリーに完全に間に合わなくなる。

辛抱して港に向かった。途中、痛さに耐えきれず、何度も休憩した。そして、何とか帰りのフェリーに間に合った。
フェリーに乗り込んだものの、もう立って歩ける状態ではなくなっていた。近くにいた乗客に船員を呼んできてもらい、車椅子で船室まで運ばれた。船旅ずっと寝込んでいた。
寝込んだ後は何とか立ち上がれるほどに回復して、舞鶴から松山まで12時間かけて帰ってきた。

病院で診てもらったら、特に悪いところはなく、一時的にパニックに陥って極度に身体の調子がおかしくなったのではないかとのこと。
とてもパニックで済まされる出来事ではなかった。
腰を曲げたかっこうで農家に助けを求めたり、フェリーの中で車椅子で運ばれたりと、こんなブザマなことは生まれて以来経験したことがない。

尻別川を軽くみたので、尻別川のお怒りに触れたのだろうか?
おかげで今回の旅は、一生の思い出となった。

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