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エディー・キャッチ

 
那賀川・上流部 体験記(H16.5)

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この日の那賀川は、増水していて乳濁色となっていた。
道路面からの下見では、岩々が水面下に沈み川幅いっぱいの単調な流れになっているように見えたので、案外大したことはないかもしれないとあなどった。

実際に漕いでみると状況は一変した。流れは速く複雑で、波のうねりも大きい。
何だか瀞場もない!
岩々も水には隠れているが、パドルを入れると、カンカンと岩にヒットする。乳濁色で水面下の様子がつかめず、何とも落ち着かない。本来の本流コースなら深いと思うが、見極めがつかない。

核心部に入ると、身の丈以上の巻き返し波に包まれてもみくちゃにされたり、沈させられた後に水流によって岩壁に押しつけられてロールを阻まれそのまま次のホールにはまりそうになったりと、死ぬような恐怖感が味わえた。
瀞場がないので沈脱してしまうと永遠、次々と荒波やホールに飲み込まれながら、下流に流されて行くことになるだろう。

激流の中、3回連続でロールに失敗したときには、これはダメかなと思った。失敗ロールで顔が上がった瞬間、次なるホールが手招きしているのが見えた。
再び身が沈み、早くロールを決めなければと焦りつつ、沈脱してしまうのも地獄だよなと思い、最後の一発だと、丁寧かつ渾身の力を振り絞った。
ロールが決まった!

後ろにのけぞりすぎてスターンが食われてバウが上がり、ウイリー状態のままホールへ突入となったが、落ち込んだ挙動で姿勢が元に戻り、素早いパドリングで何とかホールを切り抜けられた。
沈したままだとさらにロールを決めることができずに、沈脱してしまったかもしれない。

やがて核心部を抜けて、支流南川と合流してからは、流れも落ち着き、自然を楽しむ余裕を持つことができた。

増水時の那賀川上流はプレイボートでは厳しい!!

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