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ある川をダウンリバーするときの困難性を示す指標として、一般的に瀬の状況を難易度等級で表している。(例えば難易度等級が3の場合、「クラス3」、「グレード3」、「3級」などと表現。)
しかし、この評価法は次の点で正確性に欠けるので、あくまで参考程度に受け取った方がよい。
なお、世の中には評価法に「6段階評価」と「5段階評価」があるので注意が必要。日本では「6段階評価」が一般的に用いられている。
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1 |
.主観的評価 |
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同じ瀬に対して、「評価者の腕前」「評価者のその瀬の経験度」などによって、評価者が違うと評価値も変わる。各等級の内容も評価者によってズレがある。
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2 |
.前提条件
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同じ瀬であっても川の水量などによって難易度は変わってくる。より正確に表そうとすなら、「この瀬は水量がこれだけのときに、クラス○である。」などとなるだろう。また、川底の岩が動いたりなど瀬の状況が経年変化することにも注意する必要がある。
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| 書籍等で紹介されている複数の評価内容を、理解しやすいように下表のとおり整理した。(注:私の独断)
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等級 |
内 容 |
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体感レベル
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| 初心者 |
初級者 |
中級者 |
上級者 |
| 1 |
| ・ |
さざ波程度の早瀬 |
| ・ |
障害が無く、危険性はほとんどない。 |
| ・ |
テクニックはほとんど必要としない。 |
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○
ドキドキ |
○
鼻歌 |
○
鼻歌 |
○
鼻歌 |
| 2 |
| ・ |
素直な急流 |
| ・ |
やや大きな波が立つものの、素直な流れ。 |
| ・ |
険悪な障害が無く、危険性は小さい。 |
| ・ |
多少のテクニックがあれば、難は無い。 |
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○
ビビリ |
○
ドキドキ |
○
鼻歌 |
○
鼻歌 |
| 3 |
| ・ |
複雑な急流 |
| ・ |
不規則な大きい波が立ち、流れが複雑。ホワイトウォーター。 |
| ・ |
障害を避けるためのコース取りが必要。 |
| ・ |
状況や流れを読む力、流速に負けない力強いパドリングが必要。 |
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△
ほぼ沈 |
○
ビビリ |
○
ドキドキ |
○
鼻歌 |
| 4 |
| ・ |
激流 |
| ・ |
カヤックが飲み込まれるほどの大きく複雑な波が立つ。 |
| ・ |
大きな落ち込みやキーパーホールなどの険悪な障害がある。 |
| ・ |
障害を回避するための判断力と激流に翻弄されない力強くて高度なテクニックが必要。 |
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× |
× |
△
ビビリ |
○
ドキドキ |
| 5 |
| ・ |
大激流 |
| ・ |
怒涛のように荒れ狂っている状況で、波は非常に大きく、そのほとんどが逆巻き、流れはハイパワーでハイスピード。 |
| ・ |
大きな落ち込みやキーパーホールなどの険悪な障害が連続。 |
| ・ |
次々に現れる障害を回避するためのハイレベルな判断力と大激流に翻弄されない非常に力強くて高度なテクニックが必要。 |
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× |
× |
× |
△
ビビリ |
| 6 |
| ・ |
超激流 |
| ・ |
極めて困難で非常に危険。ほとんど自殺行為。 |
| ・ |
一般パドラーが下ることは不可能。超上級者でも綿密な準備やレスキュー体制が必要。 |
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× |
× |
× |
× |
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○:ダウンリバーOK!
△:危険性を伴う。ダウンリバーするのなら自分で自身の責任を負う覚悟が必要。
×:致命的な危険性を伴うため止めておくべき! |
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